UQモバイルの新料金プランが改悪と言われている理由!おすすめプランの選び方を解説
2023年6月1日より、UQモバイルにて新料金プラン「コミコミプラン」「トクトクプラン」「ミニミニプラン」の提供が開始となりました。
この料金プランの改定について、一部ユーザー内では改悪などといった声が上がっています。
どの部分が改悪なのか、旧プランからの変更内容も交えて解説していきます。
また、これからUQモバイルへの乗り換えやプラン変更を考えている方向けにおすすめプランの選び方についても解説していきたいと思います。
UQモバイル新料金プランの内容と背景について
まずは新料金プランの概要について説明したいと思います!
新料金プランの主な内容
新料金プラン「コミコミプラン」「トクトクプラン」「ミニミニプラン」の主な特徴は以下の通りです。
- コミコミプラン:月間データ容量20GBと1回10分以内の国内通話かけ放題がセットになったプラン
- トクトクプラン:毎月15GBまでデータ容量を利用でき、データ利用量が月1GB以下の場合は自動で割引となるプラン
- ミニミニプラン:月間データ容量が4GBのプラン
ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン | |
---|---|---|---|
基本月額料金 (割引前) | 2,365円 | 〜1GB:2,277円 15GB:3,465円 | 3,278円 |
自宅セット割 | -1,100円 | -1,100円 | – |
au PAYカード お支払い割 | -187円 | -187円 | – |
割引適用後 | 1,078円 | 〜1GB:990円 15GB:2,178円 | 3,278円 |
データ容量 | 4GB | 15GB | 20GB |
音声通話 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 1回10分かけ放題 |
あまりデータ容量を使用しない人は「ミニミニプラン」、通話もデータも使いたい人は「コミコミプラン」、データ利用料はそこそこで通話は不要という人は「トクトクプラン」がオススメです!
UQモバイルが新料金プランを開始した理由
UQモバイルが新料金プランを展開した理由として、KDDIのHPでは以下のように書かれています。
5Gの普及や動画などのコンテンツサービスの利用拡大により、お客さまのデータ利用量は増加傾向にあります。一方、データ通信を普段から外出先でも利用するお客さまや、長期休暇など特定の時期に集中して利用するお客さまなど、データ通信の使い方も多様化しています。
本プランにより、お客さまは用途やライフスタイルにあわせて選択することができるようになります。
データ使用量が少ない月には自動的に割引になるなど、ユーザーの用途に幅広く対応したプランを目指しているようですね。
今まではデータ使用量に合わせて選んでいたプランですが、今後はメールや通話、動画閲覧などの用途によって選んでいく必要がありそうです。
旧料金プランとの違いと改悪ポイント
旧料金プランであるくりこしプランと比較すると、これまでにない通話かけ放題がセットになったプランが登場したのが大きな変更点ではないでしょうか。
あとはくりこしプランの中でデータ容量が一番大きいものが「25GB」だったのに対し、新料金プランの中でデータ容量が一番大きいものが「20GB」と、データ容量の最大量が小さくなっています。
そのため、データ容量を多く使用したいユーザーにとっては、やや使いづらくなってしまったかもしれません。
ちなみに、プラン名は「くりこしプラン」ではなくなりましたが前月分のデータ容量のくりこしについては、すべてのプランで可能となっています。
UQモバイル新料金プランの変更点について詳しく解説
次は旧料金プランと比較したプラン料金やデータ容量に関する変更内容について説明していきます。
プラン料金やデータ容量に関する変更点
くりこしプラン | ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン | |
---|---|---|---|---|
基本月額料金 (割引前) | S:1,628円 M:2,728円 L:3,828円 | 2,365円 | 〜1GB:2,277円 15GB:3,465円 | 3,278円 |
自宅セット割 | S/M:-638円 L:-858円 | -1,100円 | -1,100円 | – |
au PAYカード お支払い割 | – | -187円 | -187円 | – |
割引適用後 | S:990円 M:2,090円 L:2,970円 | 1,078円 | 〜1GB:990円 15GB:2,178円 | 3,278円 |
データ容量 | S:3GB M:15GB L:25GB | 4GB | 15GB | 20GB |
音声通話 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 1回10分かけ放題 |
旧料金プランである「くりこしプラン S/M/L」はデータ容量が3GB/15GB/25GBで分かれているという非常にわかりやすいシンプルなプランでした。
そのため、プランを選ぶ際も自分の毎月のデータ使用量に合わせて選べば良い、という簡単なものでした。
- くりこしプラン S(3GB) → ミニミニプラン(4GB)
- くりこしプラン M(15GB) → トクトクプラン(15GB)
- くりこしプラン L(25GB) → コミコミプラン(20GB)
旧料金プランと新料金プランについて、上記がそれぞれ対応するプランかと思います。
データ容量の小さい「くりこしプラン S」と「ミニミニプラン」では、データ容量が1GBアップしていますが、
データ容量の大きい「くりこしプラン L」と「コミコミプラン」では、データ容量が5GBダウンしてしまっています。
また、基本月額料金についても、ほぼすべてのプランで金額があがってしまっています。
唯一「くりこしプラン L」→「コミコミプラン」では基本月額料金が3,828円→3,278円と下がっていますが、データ容量も25GB→20GBと下がっているので、純粋な値下げとは言い切れません。
ただし、コミコミプランには「国内通話10分かけ放題(880円)」の特典がついているため、今まで別途通話オプションをつけていた人にとってはメリットになるかもしれません。
対象のインターネットサービスとのセットで使える「自宅セット割」を適用させても全体的に「くりこしプラン」の方が割安なため、このあたりが改悪と呼ばれる理由かと思われます。
上記の内容をふまえて、それぞれのプランを選ぶ際のポイントですが、
- 毎月のデータ使用量が〜1GB → トクトクプラン
- 毎月のデータ使用量が1〜4GB → ミニミニプラン
- 毎月のデータ使用量が4〜15GB → トクトクプラン
- 毎月のデータ使用量が15GB or 10分以内の通話が多い → コミコミプラン
上記を目安に選ぶのがオススメです。
くりこしプランの時より複雑化しているように思えますが、結局データ使用量(+今回の場合は通話量も)を基準に選んで問題ないです。
通話料金やオプション料金に関する変更について
今回の新料金プランの発表に伴う通話料金やオプション料金の変更はありませんでした。
10分以内の国内通話が24時間かけ放題になる「通話定額ライト(880円)」については、コミコミプランの人はプラン料金に含まれているため、
国内通話が24時間かけ放題になる「通話放題」のオプション料金が1,980円→1,100円と通常よりも安く加入することが可能となります。
新料金プランがUQモバイルユーザーに与える影響は?
格安SIMを利用する方の多くは「通信料金の削減」を目的に利用される方がほとんどだと思います。
そんな中での今回のUQモバイルの新料金プランの発表は、携帯料金を抑えたい方にとってはあまり魅力的ではないかもしれません。
ただ、格安SIMだとデータ容量が足りず結局auなどの使い放題プランに戻す方もいますし、今回の新料金プランは通信量が少ないユーザーにとっての選択肢の増加に繋がると考えられます。
自宅や学校、職場などではWi-Fiを使用できる環境にあり、毎月のデータ使用量が少ないユーザーにとっては、自分に合った新料金プランがないか見直すのもいいかもしれません。
まとめ
今回はUQモバイルの新料金プランの変更内容について解説しました。
携帯会社では新規ユーザー獲得のために定期的に新しい料金プランが発表されますが、今回のUQモバイルのようにプランが複雑化・割高となることもあります。
ですが、今回のUQモバイルの新料金プラン発表は私たちユーザーのライフスタイルの幅広い変化に合わせたものとなっています。
また、割高とはいえそれでも3大キャリアと比較すると5,000円以上料金を抑えることもできます。
もし少しでも携帯料金を抑えたいという方は、ぜひこの機会に見直してみてはいかがでしょうか?
携帯料金を安くしたい、なるべく安いままでデータをたくさん使いたい方はぜひ回線を見直すことをおすすめします!
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